旭っ子記者クラブ

わたしたちが住む高知市旭地区を探検します

よくよく考えての「旭」

「旭小学校」の名前の由来

旭村の小学校だったから。

 

というわけで、

「旭村」の名前の由来

11月9日に、それぞれの村の村長さんとかが集まって、新しい村の名前を考えて、
日付の「九日」をくっつけて「旭」にしたそう。

たぶん、それぞれの村の村長が「自分の村の名前を残したい」とか、
そういうやり取りもあったんじゃないかな。

旭村の新しい村長は、村の歌を作って、村人みんなに歌うようすすめた。

「旭村歌」は、旭の地理から歴史成り立ち、村人へのエールまでつめこんだ大作。

ついでに、旭小学校の校歌でもあったから、まさに村人のソウルソング。

古い言い回しで難しいけど、旭村愛が伝わってくる。

 

11月9日は、本宮神社の秋祭りの日。
ひょっとしたら、この日に村人が集まって村の名前を考えたのは
たまたまではなかったのかも知れない。

旭村歌

  元歌 意訳
一. 土佐の群の南部にて 高知市外の西にそひ
内外産物いでいりの 咽喉にあたれる旭村
高知の南 町の外れの西の方で
物流があって けっこう大事な旭村
二. 歴史をとへば上代の 国造屋敷の跡もあり
元亀天正そのかみの 小さな城跡数多し
歴史的には昔の 豪族の屋敷の跡もあって
大昔(1570~1592年)の 小さな城跡もたくさんある
三. 形は富士の鴻の森 流れは長き鏡川
山紫に水清く その風光はゑもいはず
りっぱな(富士山の)形をした鴻の森 悠々と流れる鏡川
美しい山に清らかな水 景色の素晴らしさは何とも言えない
四. 山霊疑って偉人出で 水精湛えて名士出づ
見よや文武に実業に秀でし人の数々を
びっくりするような偉人や 水があふれるように有望な人が出てくる
ごらんよ!勉強もスポーツも仕事もできる人の数を
五. 明治の二十一年の 十一月の九日に
五ケ村連合約成って 其の日に因む旭の字
明治21年の 11月9日に
5つの村が集まって その日にちなんで「旭」という名前にした
六. 翌年四月一日より 町村制の実施とて
教育産業何くれと 村治次第に進みゆく
翌年の4月1日から 町村制が実施されるからと
教育に産業に何かしら 村が新しい時代に進み始めた
七. 栄ある御代の御恵みを 日毎夜毎に身に受けて
共同一致の幸福を 行く末かけていのるなり
素晴らしい時代に 毎日感謝して
みんなの幸せのために がんばろう
八. 勤めや励めや村人よ 自彊やまずばやがて今
自治の精華ぞ美しく
がんばれがんばれ がんばれば今に
美しく立派な村になるよ

 

意訳(右欄)をつけました。
「そうじゃないよ」という部分がありましたら、教えてください。修正します。